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20年前の鍵を使うことは防犯上問題はないのか検証

今住んでいる家を建てた時から一度も鍵を換えていないという方も、随分と数多くいらっしゃるのではないかと思います。そこで、20年前の鍵を使うことは防犯上問題はないのかどうかを検証してみたいと思います。もちろん空き巣というのは、玄関から侵入するというのはごく稀な話であって、ほとんどの場合が、リビングやトイレ・お風呂・勝手口の窓ガラスから侵入するケースの方が圧倒的に多いと言われています。従って、例え玄関や勝手口の鍵を最新の鍵に変更したとは言っても、全く安心できるというわけではありません。

ところで随分昔になるのですが、ピッキングによる空き巣犯罪というのがニュースになった時代がありました。それらの犯罪の多くは、鍵の部分がギザギザ模様のように刻まれた鍵で扉を開けるという、ディスクシリンダーやピンシリンダータイプの鍵を使用しているお家が標的にされた犯罪でもあったのです。従って、未だにそうしたシリンダー錠を扉に使っているというお家で、空き巣の被害にも遭ったことがないというお家の場合には、たまたまそうした被害に遭わなかったというだけの話なのです。本当に空き巣がそうしたお家に侵入しようとした場合には、1分も経たない内に見事に鍵も解錠されてしまうことでしょうね。

そうしたニュースが世の中で話題にもなったために、その後鍵の各メーカーにおいても鍵屋としての威信を掛けて、空き巣のピッキング犯罪に対抗できる鍵を開発するようになったようなのです。そうして開発された代表的な鍵が、ディンプルキーと呼ばれる鍵になります。その他にも、主に車の鍵として採用されているイモビライザーキーと呼ばれる鍵もあります。中でもディンプルキーについてですが、シリンダー錠のタイプとしてはピンシリンダー錠というタイプになります。しかも、現在のところピッキングで解錠するには相当難しいそうなのです。解錠する前に空き巣があきらめるそうですね。
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